ママとしたかったこと

今回の渡航中、息子たちは祖母(私の母)と
東京でお留守番。


午前中に東京に到着、
帰宅時、息子たちは
幼稚園と小学校へ行っているとき。
当初、夜に到着予定がフライト時間が変更になりサプライズで早めに出迎えられることに。

最初に帰宅したのは次男。

こちらの姿を発見した瞬間、
ママ!え!ママ?わーいわーい!
照れながらもにこにこ、無邪気な反応。

私ももちろん嬉しくて...
柔らかい髪やほっぺを離れてた分だけ
撫で、ぷにぷにした感触を抱きしめて
ふかーく深呼吸。


ん〜会いたかったよ...!


それからほどなくして長男も帰宅。
インターフォンに出たり
オートロックを解除するのは母にお願いして
わたしは玄関でサプライズで出迎えることに。


ドキドキ...!


そしてドアが開く。

目が合う。
その時の長男の驚きと嬉しさと安心が混じり合った泣きそうな表情....!


いつもの笑顔しか想像していなかったから
ふいをつかれてわたしも涙ぐみそうに。


ママ!ママ!と静かに呼んで
無言でギューっっと。

こちらもキツく抱きしめ返す。
まだしばらく無言が続いた後

気が抜けたように

「よかったぁ〜。」と一言。

「会えたこと?」

「それもそうだけど、ママが無事に帰ってきて。」

そんな言葉は今までではじめてだったので
少し驚く。

「どうして?心配だった?
ママは必ず帰ってくるよ?」


「うん。だけど船に乗るって言ってたでしょ?
沈んだりしたらどうしようってずっと心配してたの...」

よく話を聞いてみると、
最近見たアニメの話の中に
主人公の両親が船が沈没して死んでしまったシーンがあったようで...。

それを見て以来、
船+両親=沈没が彼の頭の中で
リアルにつながってしまい、
実際に私の顔を見るまで落ちつかなかったみたい。

母に様子を聞くと、
特にそんな話はしていなかったと。

人知れずそんなことを心配してたのか思うと胸がキューっと痛くなる。


これまでも
海外出張で夫婦同伴が必要なときに
何日か家を空けることはあったけど
このようにこちらの安否を心配したことはなかったのでまたひとつ、心の成長を感じた。


「ごめんね。心配させて。でも大切な君たちを置いてママがいなくなるわけないでしょっ」

と言うと

うん。そうだね!それもそうだな。
とすぐに納得した様子。


ささ!アイス食べよっ。

イェーイ!(まだまだ単純♡)


そしてその後、お土産タイムに。


エズ村の職人工房のショップで見つけた
アイアンのチェア。





この小さな椅子を見つけた瞬間、
あの、例の彼らに、、!ぴったりだと思って...!




じゃじゃーん!息子たちの相棒。
デビルマン!
ほ〜ら、ね?ぴったり。




あ、もうひとりいたんだった...!
交代で仲良く座ってね。


もう一つのお土産は
フランクフルト空港のぬいぐるみ屋さんで発見したシュタイフのテディベアとリトルモンキー。

わたしは彼らを名前以外に

「ママのおさるさん(兄)」
「ママのくまちゃん(弟)」と呼んでいて...

本人たちもそう呼ばれることにまんざらでもない様子(※人前ではNG)

そんな君たちみたいな子達がいたから
思わず連れて帰ってきたよっ!





シュタイフのぬいぐるみは
少し値が張りますが
ひとつひとつ職人さんの手作り。

ふたつとして同じ顔はなく
みんな本当に優しい愛くるしい顔をしてる。

宝物にする!と
抱きしめながらとても喜んでくれた。

そのあと、、

「ママ!いいものが届いてるよ!」と。
目をキラキラ輝かせて差し出されたのは、、
少し前に頼んでおいたハロウィン衣装。

スパイダーマンで唯一の女の子キャラだから
これが絶対にオススメだと推されて、、
推されるがままにポチしたもの、、。

これを着たまま
みんなでスパイダーマンがみたい。
僕たちはそれをママとしたかった。と。


したかったこと、
もっと他にないんかいっ!と思いましたが、、





着るしかないよね〜。  

あぁ。。ココのまっすぐな視線が痛い。。


「ねぇ、これだとマスクはいらない?」
の質問にはどう返すのが正解でしょうか。





ココも、おまたせ。
この日は一日中、後追い甘えん坊でした。
だっこだっこ。


この期間、
彼らのことを見てくれた母。



出発前に
「おかあさん、頼ってばかりでごめんね」
という私たちに

「こちらは全然大丈夫。心配なし。
あなたたちは自分に与えられた機会に感謝して全うしなさい。楽しんできてねっ」
と笑って送り出してくれた。

ありがとう、ありがとう。


子ども好きなひとで
自分の孫だけではなく
他の子供もしょっちゅう預かって、
とても可愛がっている。

その他、自分のできることはないか
常に探して人のためにマメに動く。


そんな母のことを夫は
「すごい人」「神」だと
ほとんど驚嘆したように言う。


孫に接する母の姿をみていて
あぁ、そういえばわたしはこんなふうに育ててもらったんだった。と過去のいろんな場面思い出すことも。

まだまだ母のような次元にはなれない。


わたしが今
″ママとしたいこと″
は温泉旅行かな。


Comments

Popular posts from this blog

ひさしぶり、お酒さん。

Boys wardrobe.

ママとダイヤモンド

育児しながらキレイでいたい問題

″やきもち″について

マダムor奥さま考

CHANEL or DIORの女性像

28mmの世界

心の充電法

クローゼットは少数精鋭派