Dec 10, 2019

キッチンのアシスタント

無水自動調理鍋を購入し早1年

いろいろと研究し使ってみて

その便利さと出来上がる料理のおいしさ

日々驚いています




何より無水で野菜から引き出した

水分で料理ができるので

栄養価が高く素材の美味しさが味わえるのが

嬉しい



最近作ったのは

ビーフシチュー

(勝間和代さんのレシピを参考にしました)



この量を全て刻んで(野菜だけで2キロオーバー)




お鍋に投入!





そこにお塩を

全体量の0.7%(ここは好みで0.6%から0.8%の間位)計算して入れて

後は自動調理鍋にお任せ!

 


2時間後

お肉と野菜のエキスがぎゅっと濃縮された

栄養満点のビーフシチューの出来上がり!





牛スネ肉もホロホロと柔らかく

出た水分はすべてトマトと玉ねぎから

調味料は塩以外一切なしの

ヘルシービーフシチュー

素材まるごと召し上がれ♩


 


先日の夕食時 長男に

「ぼくが大人になるまでご飯何回食べるんだろうね?」

 と素朴なようで面白い質問を

投げかけられました



計算してみたところ

息子の場合今の5歳から

20歳までの計算で

16380食という答えに!





もしかするとそのうちの1万食近くは

私の手料理なのかもしれない

できるだけ 栄養で満たして

体も心も育ってほしい



でも料理は毎日のことなので

栄養はキープしつつ

できるだけ簡単で手軽にしたい

その思いから

いいと思った料理家電を

ちょこちょこと追加して

キッチンのアップグレードをしています



今使っているのは

ミーレのスチームオーブンや

同じくミーレのレンジオーブン

SHARPのホットクック 

バーミキュラのライスポット などなど、



それぞれとても頼もしく

1人で料理を作っていたのが

優秀なアシスタントを吟味して採用して

良いチームを作っていっている感じです



使いだした頃の主人の反応は

私がフライパンやコンロの火を使わずに

自動調理鍋やスチームオーブンなどで

いろいろな料理を作り上げるのを見て

彼の中の「料理する妻   母」のイメージとして

ちょっと味気ないな〜というものでしたが

 栄養価と手軽さは譲れないので

めげずに作り続けていると

「うーむ。たしかに味には変わりがない。

むしろ、、美味しい!?」

と分かってくれたようです 

わたしの 勝ち!(余談ですが火を使わないって本当にキッチンが汚れない)




私にとって毎日の食事はたっぷりの栄養が取れてその上 負担にならず美味しく仕上がればそれがベストというもの



主人の反応にもあったように

料理家電を色々と使うことに関して抵抗がある。そしてなんだか難しそうと言う声もたまに聞きます というか、私自身も最初そう思っていました



その感覚を電子書籍のkindleの時も感じたなぁ

kindleも使う前までは

なんだか味気ないなと思いましたが

使い始めてみるとその便利さに魅了され

味気ないところが

辞書ですぐ意味がわかり

内容を深く読み込めるし

ウォータープルーフでお風呂でも読めて

暗い場所でも目に優しい光で目が疲れにくい

軽くて手軽で読みたい本をいつでもダウンロードできて読書量が増えたし

いいことばかり

(それでも大好きな本は紙の本で手元に取っておきたいですけどね)



それと同じように

今の調理家電は

素材本来の美味しさを引き出すように

適切な温度加減とタイミングで素材の栄養を逃すことなく仕上げてくれるので私にとってはいいことばかり

余分に空気にも触れないというのもポイントのようです



料理もじっくり手間暇かけた手作りと

デイリーに栄養たっぷりのものが手軽に

作れる調理家電  

どちらも楽しみながら臨機応変に使い分けられたら 生活が軽やかに豊かになると思うこの頃^ ^


Dec 8, 2019

内緒事

ある夜 

子どもたちとベッドに入り

絵本を数冊読んでいました

いつもだったら 何冊目かの途中で

2人の寝息がどちらともなく すーすーと

聴こえてくる頃

でもその日は 5歳の長男が

なんとなく眠れない様子で

ベッドの上でゴロゴロと目線も絵本になく天井をぼーっと見つめている



私「どうしたの?眠れない?」


息子(以下A)「ん〜、、。」首をかしげる


私「幼稚園で何かあった?」


A「ううん。」


私「そっか〜。」



しばしの沈黙の後 

天井を見つめ 突然 こう切り出してくる



A「 ママ、あのね 今日すごくかわいい子見たんだ。電車で。」



私「え!」いろいろ矢継ぎ早に聞きたい所をひとまず我慢


「えーと そうなんだ。どんな女の子だったの?」


A「大人の女の子。」



私  「どの駅の時だろう? ママも可愛い子見たかったな。」


A 「えっと、内緒にしようと思ったんだよね。」



私「そうなんだ でも話してくれたんだね。また可愛い子見つけたら教えてね。」



A「うん、わかったよ〜もう眠いから寝るー」




言うだけ言うとスースーと寝息を立て始めました





なんてことない話かもしれませんが

これを聞き 私は眠れなくなった



かわいい女の子を見つけたことや

それが大人の女性だったことに

驚いたのではなく

いつも、何か心が動いたその瞬間に

すかさず「見て!」「聞いて!」と

私に教えてくれていた息子が

自分の感情が動いた出来事をその場で言わず

胸の奥に秘めようと思ったことに

大きな成長感じたからです



そしてその慣れない内緒事を

やっぱり 抱えきれず 眠れなくなり

最終的に打ち明けてくれた

その幼さが私を安堵させました



赤ちゃんから幼児期までは

心も体も全てお見通しで

今もてっきりそうだと思っていた


でもこの幼さはいずれ消えてしまうもの

そしてそれはきっとそう遠くない先

わかってはいたけれど

今回の件で

いよいよその時が近づいているんだなと感じ

頼もしく 嬉しく 寂しい





日々 目の前の子どもに集中していると

早くもっとこんなことができれば

もっとこういうことがわかってくれれば

何度言ったらわかるのだろう。。

などと思いがちですが

急かさなくても大人にはなるんだなと

当たり前のことに気づく





そういう目線で

よく見てみるとふとした表情に

いつのまにか もう

彼だけの自分の世界があることを知る

繋ぐ手や頬の感触も日に日に

柔らかさが減り 頼もさが増す

そうして幼児から少年に刻一刻と変わっていく


今回はたまたま話してくれただけで

他にも知らないだけで 内緒事、すでにたくさん持っているのかも




駆け足ではなく どうか

ゆっくり大きくなってね

いつも「早くしなさい〜!」ばかり

言っていて 矛盾だらけだけれど。)



 




Dec 5, 2019

レモンと煮豚


我が家の庭のレモンが今年も収穫の時を迎えました







お水と肥料をあげるだけで

特にお世話と言えるお世話はしていないのにもかかわらず 毎年たくさん実ってくれる🍋


レモンの木は

葉をこするといい香りがするし

小さな小さな赤ちゃんの実のころから

指で触れるだけで 生のフレッシュな香りがして

1年を通して楽しめる



収穫したその後、すぐに絞った

もぎたてのレモン汁はもう 格別!



こんな小さな自宅の鉢植えで

生命力たくましく

そして美味しくに実ってくれたこと

東京産のレモン

今年も

感謝していただきます



サラダやお肉や魚にかけて

レモンの塩漬けを作ってレモンバターに

お砂糖とレモンでレモンピールも作りたい



料理の話ついでに

最近よく作る氷温熟成肉の煮豚





食材が凍る直前の氷温域で貯蔵をすると

食材が持つ旨味が増すようです


シンプルに

葱と生姜と醤油、酒、砂糖  少しのお水

途中でゆで卵も投入して


それから後は調理鍋任せ



タンパク質は毎日積極的に摂りたいし

家族にも摂って欲しい

いちどにたくさん作っておくと

お弁当に、お酒のおつまみ、ちょい足しの一品

などなど助かります



ご飯が炊けていて

こういったタンパク質のおかずがあって

たっぷりの葉物野菜をサラダスピナーごとそのまま冷蔵庫に入れておくだけで 

忙しくて作れない日も なんとかなる^ ^



料理をいかに効率よくできるかを研究中

私は気がつくと全然関係ないことを考えこんで ハ!と気がつくと時間が経っていた!

な ことが昔から多いので、、

効率というものに対しすごく憧れがあります


余白があるから ひらめきがあるんだよ

と夫は優しいことを言ってくれますが

ひらめいたことを効率よくこなしていく

スキルがほしい

引き続き 課題です^^;






旅する理由

旅が好きです



普段 日本の中、東京の中 

その他 もっと細分化された

さまざまなコミュニティーに属していて


それらは通常 

安心感を与え 与えられ

心地よく包み 包んでくれるもの


その一方で一箇所に留まることが

長く続くといわれのない閉塞感を

感じてしまうことも(この感じも人によって違いますよね)

小さな狭い世界にとどまっていると

その分 ひとつひとつの行動や

言葉の意味合い 

あ・うんでやりとりされる常識も濃くなり

それと並行して 

家族の場合はお互いに少し無遠慮になったり

あるいはその逆で自分の意見や思いを伝えるのに慎重になってしまう(相手の背景をよく理解しているからこそ 自分のこの考えを言うと意図せずとも相手は否定された気になってしまうんじゃないかな など)


そんな無遠慮や気遣いも

いい面もあるし 人間味の潤滑油としては

大切な場面もあると思う



だけど ずっと そこだけでいると

自分の考えが曇ってきてしまうのも

実感としてあります




一歩世界に出て

多種多様の人種

習慣 価値観 考え方などに触れると自分の意見が

なんてちっぽけなんだと知ることができる


私の日常が世界から見ると非日常で

世界の日常がを私の非日常



子供たちが小さな頃から 

あちこちと世界中に連れていき

旅をしています



子どもと一緒にこの広い世界の

ありとあらゆるものをみて

彼らの好奇心に満ちた表情と共に

旅の思い出を積み重ねて共有していきたいという

思い。


個人としては

外に出ると日本と日本にいる自分とを

客観視できること


外に出てみて改めて感じる

日本の文化の独自性と成熟性の素晴らしさ

一部のメディアにみる流行や風潮にみる滑稽さ 

無意味とも思える慣習にいたるまで 

冷静な目で見られるようになるのも旅の 醍醐味



 

異国の地の湿度温度、太陽の光

知らない言語や、知らない料理、知らない習慣

まだまだ無限にある初めてに触れることで

この広い世界で ただの1人の私が

どれだけ考えたところで考えることは

あまりにもちっぽけで

取るに足らない意見に思える

これは、一見寂しいことのようで

全然違う

どうせちっぽけな意見なのだからと楽になる

自分の考えを表現していい

そんな自由と勇気を得られるから



自分の小ささを知ると

同時に 自分はやはり世界にたったひとりで

その世界を充実させることが 

わたしのできる全てだとも知る


世界にとってとても小さな存在の

わたしは同時に

わたしという世界の主人



心に羽が生える

それを再確認できる行為のことを

開放感と呼ぶ



自分だけの声を聞く時間が大切















いつかの CroatiaのDubrovnik と
MontenegroのSveti Stefan 島で
そんなことを考えていた時のメモ書きを
発見したのでブログにしてみました


自分のいる環境から1歩出ることで
外へ向くことで内を俯瞰でき 
気づきと発見がたくさんある



Dec 4, 2019

AMAN京都


結婚記念日は毎年

京都の決まったお宿で








今年は1泊延長し

オープン前から気になっていた

アマン京都へも





建築家 ケニーヒルの考え方が好きです

(2018年8月 75歳で生涯を閉じられたようです)



自然の中に建物を建てるということはどうしても異物を建てるということを理解した上で

自然に敬意を払い

悪目立ちするのではなく

自然に抱きかかえられるような建築物を作りたいという思い


最低条件としてテカるものを使わない

四色以上の色を使わない  など





氏のデザインするアマン東京や伊勢志摩のアマネム そして今回のアマン京都


余計な装飾性を省いた

シンプルなデザイン

地域性、文化を理解し、

周辺の環境に寄り添い風土に溶け込む空間をつくりあげること


多くの建物がこんなコンセプトだと

日本の景色はもっと

美しくなるんだろうな

と 考えてしまいます



もちろん滞在は快適なものでした

あえて自分の反省を言うなら

アマンをアマンらしく利用できなかったこと

マラケシュのAMANJENAでベルベル人の自宅に訪れてみたり  

インドネシアのモヨ島のAMANWANAでジャングルの秘境の地にある滝壺にダイブしたりしたように 今回も もう少し長く滞在して

AMANならではのオプションを色々と試せばよかったということ

伊勢志摩のアマネムでも今回 アマン京都でもそうですが、日本ということでいつでも来れる気がし油断して普通のホテルのように普通に滞在してしまいました..,

日本という外国に来たと言う目線で

アマン視点のオリエンタルな日本を体験したかったな

次回のお楽しみにします




何はともあれ

毎年訪れる結婚記念日



同じ季節に同じ場所で過ごすことで 

いろいろな変化と変わらないもの

両方に感謝して



何年経っても

夫との会話が楽しい


私の気づきであり  整理整頓行為であり  

解放であり 内省を促すもの

そして  時にお笑いエンターテイメント



これからもよろしくお願いしますと乾杯






こちらも京都でとても好きなカフェ。

有形サロンドテ さん です。

普段は広々とした空間が好きなのですが

京都に訪れると、小作りな空間が

素敵に感じます^ ^




Jul 10, 2019

Terrace

7月に入ったというのに 今年の東京は涼しい
息子たちが通う幼稚園は毎年この時期
午前中30℃を超える日は
プールが開催されるのですが 
今年はまだ一度もなし
去年の今頃はお迎え時には
うだるような暑さだったという記憶ですが
 今年は帽子さえ 被らずに済んでいる、、、!


こうも夏が来ないと 
なんだか物足りない気持ち。
毎年 なんだかんだ夏に対するワクワクは 無条件にあるもので、、。

だけど本格的に夏到来となると
やっぱり 「あー。そうそうこの感じだった。日本の夏って 決して気持ちのいいものではないんだった。。やっぱり早く終わってほしい」と思う


でも夏も終盤に近づくと
なんだか 少し物悲しくなり 切なくなる

そして終わった瞬間  
遠のく夏を背に もう 次の夏に焦がれはじめる、、
という 我ながら夏に対しての都合の良さ 笑


今のところ涼しい夏のおかげで
楽しめているのがテラスでの過ごし方

例年  大敵である蚊が気になって夏は
中々出られないけれど
 今年は姿をあまり見ない
このことは快適に過ごす上でとっても大きい





ご近所の友人を招き テラスでディナー🍽


子連れで我が家に集まり
まず 子どもたちをお風呂に入れて
ごはんを食べさせて  
デザート で はい!満足♡
というところまで
チームプレイで一気に終わらせる


一仕事終えたー笑  と その後  
気楽な気持ちで ゆっくり大人の時間


テラスにそよぐ涼しい風と
子どもたちのはしゃぎ声をBGMに

今日もお互いに育児 お疲れさま!

とシャンパンで乾杯するいい時間。


この日は友人が美味しい煮豚を作ってきてくれたので それにきゅうりとラディッシュ 刻んだパクチーをたっぷり載せた 煮豚サラダをメインに
前菜+スープ  でシンプルに




育児の話  旅行の話  料理の話  
お互いに最近読んだ小説の感想  
パーソナルトレーニングの話  などなど


合間合間に 子どもたちの様子ちら見。

子どもたちも自由で 私たちも自由
食事も子どものメニューと大人のメニュー
健康的で好きなものが食べられる
ママ同士 協力し合い  
お風呂はもちろん 
なんなら歯磨きも済ませちゃう
さんざん遊んで 
パジャマでバイバイするころには
遊び疲れて みんなコテン!
スムーズに入眠。すやすや 
あとはベッドに連れて行くだけ


Yeeees‼︎
ハイタッチする 母たち✋



パパの仕事が忙しく
基本夜遅い帰宅という家庭が多いから
ごはん お風呂  あそび  寝かしつけ の流れが
途方もなく長く感じてしまうことがある


そして 毎日流れ作業的になってくるよね  
なんなら 起きた瞬間から その日の終わりを目指してるよね  と は別の友人との会話


笑い合いながら話していると
 私だけじゃないのね と
いつもの淡々とした光景までも
ちょっとシュールな喜劇に昇華することができる

真剣に でも深刻にならず

真剣さと笑顔や愉快さ 明るさは両立できると思うけれど 
深刻さに笑顔はついてこず 愉快さ明るさは 両立できない気がする


こうして ママ同士で
他の人にとっては(例えそれが夫でも)
取るに足らないような
些細な日々の育児のことを
話すことって そして笑い飛ばすことって
深刻さを消し去ってくれる


こうしたご近所付き合いは 
その最もたるものかな
助け合えて その上 みんなが楽しく過ごせてありがたい






家にテントを設置

秘密基地みたい!と大はしゃぎ

子どもたちは夏休み 
我が家の小さな庭にテントを出して
お泊まり会をしたいのだとか

おとなは 禁止ね! って

それ 絶対 楽しいやつね〜



Jun 27, 2019

つみびと


最近読んだ小説
山田詠美さんの新刊

「つみびと」





題材になったのは2010年に起きた
大阪二児置き去り事件



問題提起


「本当のつみびとって、、?」


何が罪で誰が悪なのか
そして誰が本当の被害者なのか
実際に事件を起こしたのは母親、、
だけど 本当のつみびとは誰?母親だけ?


物語は
時代を逆戻りしたり
今現在に立ったり その後に進んだりして


被告である母親 
そしてその母を育てた祖母
そして 幼いこども



三人それぞれの目線で代わる代わる語られるような小説形式

たったひとつの事件にいたるまでの
三世代までさかのぼる家族や
その周辺の人々の物語


事件を起こしてしまった母親が
なぜそうなってしまったのか 
そしてそのまた母親がどんな生い立ちで
どんな環境にいたのか
無力な子供たちが感じる絶望の深さ


虐げられて育ち 心が壊れたあとに残る歪み


この事件当時 
被告の女性が自分と年齢が近いこともあり
相当なショックを受けたことを覚えています



関連ニュースも
直視することが出来ず 
避けていた自分がいました



だけど ずっと心の何処かにひっかかっていて
幼児虐待のニュースなどを目にするたびに
胸に重いものが垂れ込めるように
思い出すことのある事件でした


その事件を題材にした小説を
自分の好きな作家である山田詠美さんが
日経新聞で連載を始めたことを知り
とても驚きました

山田詠美さんが幼児虐待をテーマにした小説!?
なんで!?


彼女の小説は色々あるけれど
言うならば 
わたしのアイキャンディ 
洗練と甘さが同居した
目に甘く苦く やみつきにさせるもの


小説に出てくる
女性たちの野生的な伸びやかさと
美しさに憧れていた10代
いつだって大人の女性とはこうだ
と 無作法の美学といえるような
振る舞いをもって
多感な時期のわたしを大いに魅了してくれた
小説の中のスノッブでエレガントな先輩たち
お洒落な会話とシチュエーション
本当の心の贅沢ってこうなんだよと
教えてくれた
その度に その小説世界にしびれ
従順な後輩のように
ぶんぶんと首を縦にふっていた
そんな数々のアイキャンディは
今もわたしの本棚の特等席に並んでいる



その彼女が
こんな悲惨な事件について書いた
そしてそれが他のどの事件でもなく 
心に暗い澱を作っていたあの事件だったこと
偶然とは思えないそのことに 
とうとう向き合わなければいけない時がきたんだ
自然に そう思い 一気に読みました
作者が彼女でなければ 多分手に取らなかったと思う



読んでる最中 何度も本を置きたくなりました
ページをめくる手が重くて重くて、、

小説に出てくる子供たちは
自分の子供たちと同じ位の年齢ということもあり
小説の中の子どもたちの
目線や語られる言葉が生々しくて
耐えられないほど

今すぐに小説の中に飛び込んで
救い出したくなる衝動に


この作品は
はっきりしたモチーフはあるけれど
あくまでもそこから作者が想像した
ノンフィクション小説


その全てが例え悲しく
おぞましいものでも 
表現するという意味で
人の心情を 繊細な愛情を持って
描かれていました
最後にわずかな救いがあって
読み手にもひとすじの望みを授けてくれた


そこがやっぱり 山田詠美さんの作品


何が本当の罪?
何が悪? そのことについて
考えることがあります



悪人と言われる聖人
聖人と言われる悪人



裁きの基準が違ったら
誰が何が 本当の罪を問われるのだろう
そんな事件がたくさんあるのかもしれない

事件という大きなものだけでなく
常識や規律 
当たり前のように決まっていることが
多い中で
ちょっと立ち止まって
それらフィルターを出来るだけ
排除して  違和感を信じてみる 
そして時には常識を疑い
自分の心に正直にいられたなら見えるものがきっとある


読み進むのが辛く
読んでしばらくも
頭から離れず 落ち込んだけれど
最後まで 読んで よかったです


どんな題材でも山田詠美さんの
書くものが好き やっぱりそう思う

作者と一緒に歳をとるってこういうことなのかもしれない


キッチンのアシスタント

無水自動調理鍋を購入し早1年 いろいろと研究し使ってみて その便利さと出来上がる料理のおいしさ に 日々驚いています 何より無水で野菜から引き出した 水分で料理ができるので 栄養価が高く素材の美味しさが味わえるのが 嬉しい 最近作ったのは ビーフシチュー (勝...