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好きな本の見つけ方

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自粛中のGWの主な過ごし方は 私の場合、やっぱり読書 子どもたちがリビングでベイブレード で 盛り上がり 夫は最近ハマっている歴史漫画を次々に読破中 わたしはテラスに出て書いたり読んだり。 同じ空間にいながら それぞれ別々のことをしながらも それぞれが楽しいというのが 我が家的理想のステイホームの過ごし方! さて、本題です 本を読みたいけど いろいろ読んでいるけど 自分がどういうものが合ってるかわからない そんな相談を受けることがあります うーむ。わかります わたし自身も 昔はやみくもに色々と読んでいました でもそれで大丈夫 続けていると自然と 読むジャンルや作家さんに偏りが出てくるもの その偏りが″好き″ということだけど、 感受性は出来るだけ広くて公平でいたいとも思う から読書の幅を広げたい時は少し困るところ ただ、てっとりばやく 自分が好きな本の傾向を 知ることはできると思います 私の場合、 オススメの本を教えて? と聞かれるとまず考えるのは 聞いてくれた相手が私個人の想像で テキパキとした簡潔な文章が好きそうか それとも 流麗で情緒的、ぼんやりした抽象的なものが好きそうか ということ 私自身は完全に後者が好みで まどろっこしいはっきりしない 言い回しの中に(笑) 感じる美しさを発見することに喜びを得るタイプ 古くは 夏目漱石や志賀直哉などが 男性的でテキパキとした 明晰で鮮明な表現の辛口作家 源氏物語や泉鏡花、谷崎潤一郎などが 流暢で耽美的、なだらかに読める女性的な甘口作家といったところ 好きな作家を知る為には まず自分がどちらのタイプが好きかということを知ることからはじめるのがいいかもしれない 名文と呼ばれるものも タイプが違えば、すごく読みにくく 読んでいてもすらすらと入ってこない感じがする 噛みにくくて、味もさほど感じられない 全然よさがわからない自分にショック。   だけど、自分に合ったものなら ページをめくる手が自然ととまらないもの 目で追う言葉がすらすらと水が流れるようななだらかな音楽的な響きをもって五感に訴えかけてくる この場合、本当に好みの問題で どちらが美文なのだということではないと思います テキパキ簡潔な文章はカッチリとした硬質の美 情緒的でややあいまいな文章は柔和な美 どちらにも美しさと感動はあると思う 子どもたちに絵本を読むときも 彼ら