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Showing posts from December, 2019

キッチンのアシスタント

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無水自動調理鍋を購入し早1年 いろいろと研究し使ってみて その便利さと出来上がる料理のおいしさ に 日々驚いています 何より無水で野菜から引き出した 水分で料理ができるので 栄養価が高く素材の美味しさが味わえるのが 嬉しい 最近作ったのは ビーフシチュー (勝間和代さんのレシピを参考にしました) この量を全て刻んで(野菜だけで2キロオーバー) お鍋に投入! そこにお塩を 全体量の0.7%(ここは好みで0.6%から0.8%の間位)計算して入れて 後は自動調理鍋にお任せ!   2時間後 お肉と野菜のエキスがぎゅっと濃縮された 栄養満点のビーフシチューの出来上がり! 牛スネ肉もホロホロと柔らかく 出た水分はすべてトマトと玉ねぎから 調味料は塩以外一切なしの ヘルシービーフシチュー 素材まるごと召し上がれ♩   先日の夕食時  長男に 「ぼくが大人になるまでご飯何回食べるんだろうね?」  と素朴なようで面白い質問を 投げかけられました 計算してみたところ 息子の場合今の5歳から 20歳までの計算で 16380食という答えに! もしかするとそのうちの1万食近くは 私の手料理なのかもしれない できるだけ 栄養で満たして 体も心も育ってほしい でも料理は毎日のことなので 栄養はキープしつつ できるだけ簡単で手軽にしたい その思いから いいと思った料理家電を ちょこちょこと追加して キッチンのアップグレードをしています 今使っているのは ミーレのスチームオーブンや 同じくミーレのレンジオーブン SHARPのホットクック  バーミキュラのライスポット などなど、 それぞれとても頼もしく 1人で料理を作っていたのが 優秀なアシスタントを吟味して採用して 良いチームを作っていっている感じです 使いだした頃の主人の反応は 私がフライパンやコンロの火を使わずに 自動調理鍋やスチームオーブンなどで いろいろな料理を作り上げるのを見て 彼の中の「料理する妻   母」の イメージ として ちょっと味気ないな〜というものでしたが  栄養価と手軽さは譲れないので めげずに作り続けていると 「うーむ。たしかに味には変わりがない。 むしろ、、 美味しい!?」 と分かってくれたようです 

内緒事

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ある夜  子どもたちとベッドに入り 絵本を数冊読んでいました いつもだったら 何冊目かの途中で 2人の寝息がどちらともなく すーすーと 聴こえてくる頃 でもその日は 5歳の長男が なんとなく眠れない様子で ベッドの上でゴロゴロと目線も絵本になく天井をぼーっと見つめている 私「どうしたの?眠れない?」 息子(以下A)「ん〜、、。」首をかしげる 私「幼稚園で何かあった?」 A「ううん。」 私「そっか〜。」 しばしの沈黙の後  天井を見つめ 突然 こう切り出してくる A「 ママ、あのね 今日すごくかわいい子見たんだ。電車で。」 私「え!」いろいろ矢継ぎ早に聞きたい所をひとまず我慢 「えーと そうなんだ。どんな女の子だったの?」 A「大人の女の子。」 私  「どの駅の時だろう? ママも可愛い子見たかったな。」 A 「えっと、内緒にしようと思ったんだよね。」 私「そうなんだ でも話してくれたんだね。また可愛い子見つけたら教えてね。」 A「うん、わかったよ〜もう眠いから寝るー」 言うだけ言うとスースーと寝息を立て始めました なんてことない話かもしれませんが これを聞き 私は眠れなくなった かわいい女の子を見つけたことや それが大人の女性だったことに 驚いたのではなく いつも、何か心が動いたその瞬間に すかさず「見て!」「聞いて!」と 私に教えてくれていた息子が 自分の感情が動いた出来事をその場で言わず 胸の奥に秘めようと思ったことに 大きな成長感じたからです そしてその慣れない内緒事を やっぱり 抱えきれず 眠れなくなり 最終的に打ち明けてくれた その幼さが私を安堵させました 赤ちゃんから幼児期までは 心も体も全てお見通しで 今もてっきりそうだと思っていた でもこの幼さはいずれ消えてしまうもの そしてそれはきっとそう遠くない先 わかってはいたけれど 今回の件で いよいよその時が近づいているんだなと感じ 頼もしく 嬉しく 寂しい 日々 目の前の子どもに集中していると 早くもっとこんなことができれば もっとこういうことがわかってくれれば 何度言ったらわかるのだろう。。 などと思いがちですが 急かさなくても大人にはなるんだなと 当た

レモンと煮豚

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我が家の庭のレモンが今年も収穫の時を迎えました お水と肥料をあげるだけで 特にお世話と言えるお世話はしていないのにもかかわらず 毎年たくさん実ってくれる🍋 レモンの木は 葉をこするといい香りがするし 小さな小さな赤ちゃんの実のころから 指で触れるだけで 生のフレッシュな香りがして 1年を通して楽しめる 収穫したその後、すぐに絞った もぎたてのレモン汁はもう 格別! こんな小さな自宅の鉢植えで 生命力たくましく そして美味しくに実ってくれたこと 東京産のレモン 今年も 感謝していただきます サラダやお肉や魚にかけて レモンの塩漬けを作ってレモンバターに お砂糖とレモンでレモンピールも作りたい 料理の話ついでに 最近よく作る氷温熟成肉の煮豚 食材が凍る直前の氷温域で貯蔵をすると 食材が持つ旨味が増すようです シンプルに 葱と生姜と醤油、酒、砂糖  少しのお水 途中でゆで卵も投入して それから後は調理鍋任せ タンパク質は毎日積極的に摂りたいし 家族にも摂って欲しい いちどにたくさん作っておくと お弁当に、お酒のおつまみ、ちょい足しの一品 などなど助かります ご飯が炊けていて こういったタンパク質のおかずがあって たっぷりの葉物野菜をサラダスピナーごとそのまま冷蔵庫に入れておくだけで  忙しくて作れない日も なんとかなる^ ^ 料理をいかに効率よくできるかを研究中 私は気がつくと全然関係ないことを考えこんで ハ!と気がつくと時間が経っていた! な ことが昔から多いので、、 効率というものに対しすごく憧れがあります 余白があるから ひらめきがあるんだよ と夫は優しいことを言ってくれますが ひらめいたことを効率よくこなしていく スキルがほしい 引き続き 課題です^^;

旅する理由

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旅が好きです 普段 日本の中、東京の中  その他 もっと細分化された さまざまなコミュニティーに属していて それらは通常  安心感を与え 与えられ 心地よく包み 包んでくれるもの その一方で 一箇所に留まることが 長く続くと いわれのない閉塞感を 感じてしまうことも(この感じも人によって違いますよね) 小さな狭い世界にとどまっていると その分 ひとつひとつの行動や 言葉の意味合い  あ・うんでやりとりされる常識も濃くなり それと並行して  家族の場合はお互いに少し無遠慮になったり あるいはその逆で自分の意見や思いを伝えるのに慎重になってしまう(相手の背景をよく理解しているからこそ 自分のこの考えを言うと意図せずとも相手は否定された気になってしまうんじゃないかな など) そんな無遠慮や気遣いも いい面もあるし 人間味の 潤滑油としては 大切な場面もあると思う だけど ずっと そこだけでいると 自分の考えが曇ってきてしまうのも 実感としてあります 一歩世界に出て 多種多様の人種 習慣 価値観 考え方などに触れると自分の意見が なんてちっぽけなんだと知ることができる 私の日常が世界から見ると非日常で 世界の日常がを私の非日常 外に出ると日本と日本にいる自分とを 客観視できること 外に出てみて改めて感じる 日本の文化の独自性と成熟性の素晴らしさ 一部のメディアにみる流行や風潮にみる 滑稽さ  無意味とも思える慣習にいたるまで  冷静な目で見られるようになるのも旅の 醍醐味   異国の地の湿度温度、太陽の光 知らない言語や、知らない料理、知らない習慣 まだまだ無限にある初めてに触れることで この広い世界で ただの1人の私が どれだけ考えたところで考えることは あまりにもちっぽけで 取るに足らない意見に思える これは、一見寂しいことのようで 全然違う どうせちっぽけな意見なのだからと楽になる 自分の考えを表現していい そんな自由と勇気を得られるから 自分の小ささを知ると 同時に 自分はやはり世界にたったひとりで その世界を充実させることが  わたしのできる全てだとも知る 世界にとってとても小さな存在の わたしは同時に わたしという世界の主人 心に羽が生える それを再確認できる行為のことを

AMAN京都

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結婚記念日は毎年 京都の決まったお宿で 今年は1泊延長し オープン前から気になっていた アマン京都へも 建築家 ケニーヒルの考え方が好きです (2018年8月 75歳で生涯を閉じられたようです) 自然の中に建物を建てるということはどうしても異物を建てるということを理解した上で 自然に敬意を払い 悪目立ちするのではなく 自然に抱きかかえられるような建築物を作りたいという思い 最低条件としてテカるものを使わない 四色以上の色を使わない  など 氏のデザインするアマン東京や伊勢志摩のアマネム そして今回のアマン京都 余計な装飾性を省いた シンプルなデザイン 地域性、文化を理解し、 周辺の環境に寄り添い風土に溶け込む空間をつくりあげること 多くの建物がこんなコンセプトだと 日本の景色はもっと 美しくなるんだろうな と 考えてしまいます もちろん滞在は快適なものでした あえて自分の反省を言うなら アマンをアマンらしく利用できなかったこと マラケシュのAMANJENAでベルベル人の自宅に訪れてみたり   インドネシアのモヨ島のAMANWANAでジャングルの秘境の地にある滝壺にダイブしたりしたように  今回も もう少し長く滞在して AMANならではのオプションを色々と試せばよかったということ 伊勢志摩のアマネムでも今回 アマン京都でもそうですが、日本ということでいつでも来れる気がし油断して普通のホテルのように普通に滞在してしまいました.., 日本という外国に来たと言う目線で アマン視点のオリエンタルな日本を体験したかったな 次回のお楽しみにします 何はともあれ 毎年訪れる結婚記念日 同じ季節に同じ場所で過ごすことで  いろいろな変化と変わらないもの 両方に感謝して 何年経っても 夫との会話が楽しい 私の気づきであり  整理整頓行為であり   解放であり 内省を促すもの そして  時にお笑いエンターテイメント これからもよろしくお願いしますと乾杯 こちらも京都でとても好きなカフェ。 有形サロンドテ さん です。 普段は広々とした空間が好きなのですが 京都に訪れると、小作りな空間が 素敵に感じます^ ^