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言葉をたっぷり持つこと

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この三連休 子どもたちがスパイダーマンになりきって 兄弟でスパイダーマンごっこに夢中になっていることをいいことに、至福の読書三昧。 愛読書の《類語国語辞典》 え?辞典とか読んでるの?笑 そもそも愛読書っていうの? と思うかもしれませんが🤣 この辞典は言葉をあいうえお順に並べた いわゆる普通の国語辞典ではなく 意味の群れによって分類された ちょっと変わった国語辞典。   わたしは国語辞典でさえ、読みものとして 面白いと思うのですがこれは それよりもーっと面白い! 例えば《美化》ひとつとっても 清める、澄む、純化、垢抜ける、洗練、華やぐetc.. それに人目を引く美しさという意味が加わると 美しい、綺麗、瀟洒、粋、シック、優美、端正etc.. というふうに ひとつの言葉と それに関係性を持つ言葉が 連なっていく形で構成されている いつも目につくところに置いておいて パラパラと開いたら最後 日本語の豊かさに耽ってしまいます 何かを伝えたい時 ″自分辞典″に入っている言葉が足りないことで とりあえずその中から無理やり 引っ張り出した言葉で済ませたときの なんともいえない歯痒さ。 それを解消する方法は 自分の手持ちの言葉を たっぷり豊富に持っておくこと。 《自分辞典》に入っている 言葉がたくさんあればあるほど その時その時でぴったりの言葉を用いて 的確に伝えられる。 お気に入りの言葉を自分の内に溜めていくことは ジュエリーをひとつひとつ 宝石箱に集めることに似てる。 拙い自分の言葉を 「語彙力w」なんて茶化す風潮がありますが いろんな言葉を知ること、 たっぷりと自分の中に持つことは 言葉と自分の気持ちが ぴったり合うようになってくること それはとても楽しいこと 何かを読みたいけど なんとなく物語性のあるものは気乗りしないし 実用書なども疲れる、、みたいな時 言葉そのものを味わえて 読書のひとつの選択肢としても この辞典、オススメです。

SNSとブログの使い分け

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こんにちは。 久しぶりのブログの更新です。 最近Instagramばかり更新していました。 やっぱり手軽で、、。 だけど気づけばだんだんと文章が長くなっていきInstagramがブログ化してきました、、 夫に「なんかどんどんインスタの文が長くなってきてるね。」と言われ、 うん、やっぱ、、やっぱそうだよね。と。 毎度のことです。笑 SNSは発信すれば私の記事への興味があるないにかかわらずフォロワーさんのフィード画面に表示されてしまうのでやっぱり気を使う部分があります。 その点、ブログはわざわざ見に来てくれる方のみ。ある程度の文字数のボリュームは気にせずにじっくり話ができる。という意味で気楽さがある。 ブログで書きたいことを余すことなく書いて そのエッセンスを抽出する感じでSNSにアップしようか...?しばらく試行錯誤になりそうです。 私は放っておくと書きたいこと、 したためたいこと、言葉が渦巻いて洪水のように溢れてきてしまい文章や言葉に出して整理しないと収拾がつかなくなる側面があり、、。 溜めれば溜まるほど 自分の中でどんどん考えが詰まっていき 言葉があちこち蔦を這うように絡まっていく感覚になりしんどくなってくる、、。 そんなちょっと変わった特性、 この方もきっとそうだったんじゃないかな?と 思う作家さんがいます。 明治の文豪  森鴎外の長女である 森茉莉さん 彼女の文章で好きなところは 育ちからくる貴族的優雅さがと 実際の生活で養われた庶民的な感覚が 合わさって感じられるところ それに天真爛漫な非常識さも 独特の魅力になってる(鴎外にものすごく甘やかされて育ったらしい) 言葉にも贅沢さというものがあるのだとしたら まさに″贅沢な日本語″という感じ 後年過ごした 質素なアパートでの生活の描写でさえ 自ら紡ぎ出す言葉に贅を尽くすことで 豊かな世界にしてしまう彼女の感性。 世俗から離れたところで 自分の作った夢そのものを 生きることを貫いた作家。   こうして今も 彼女が生涯作り続けたマリワールドが 紙の上で輝いているのを楽しめる至福... エッセイで有名どころは 《贅沢貧乏》などですが わたしのオススメは 《魔利のひとりごと》 《私の美の世界》 自分の興味があることについて語ることは 自分自身を多面的に語ること。 そのことの楽しさを森茉莉さんは教えてくれる。

好きな本の見つけ方

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自粛中のGWの主な過ごし方は 私の場合、やっぱり読書 子どもたちがリビングでベイブレード で 盛り上がり 夫は最近ハマっている歴史漫画を次々に読破中 わたしはテラスに出て書いたり読んだり。 同じ空間にいながら それぞれ別々のことをしながらも それぞれが楽しいというのが 我が家的理想のステイホームの過ごし方! さて、本題です 本を読みたいけど いろいろ読んでいるけど 自分がどういうものが合ってるかわからない そんな相談を受けることがあります うーむ。わかります わたし自身も 昔はやみくもに色々と読んでいました でもそれで大丈夫 続けていると自然と 読むジャンルや作家さんに偏りが出てくるもの その偏りが″好き″ということだけど、 感受性は出来るだけ広くて公平でいたいとも思う から読書の幅を広げたい時は少し困るところ ただ、てっとりばやく 自分が好きな本の傾向を 知ることはできると思います 私の場合、 オススメの本を教えて? と聞かれるとまず考えるのは 聞いてくれた相手が私個人の想像で テキパキとした簡潔な文章が好きそうか それとも 流麗で情緒的、ぼんやりした抽象的なものが好きそうか ということ 私自身は完全に後者が好みで まどろっこしいはっきりしない 言い回しの中に(笑) 感じる美しさを発見することに喜びを得るタイプ 古くは 夏目漱石や志賀直哉などが 男性的でテキパキとした 明晰で鮮明な表現の辛口作家 源氏物語や泉鏡花、谷崎潤一郎などが 流暢で耽美的、なだらかに読める女性的な甘口作家といったところ 好きな作家を知る為には まず自分がどちらのタイプが好きかということを知ることからはじめるのがいいかもしれない 名文と呼ばれるものも タイプが違えば、すごく読みにくく 読んでいてもすらすらと入ってこない感じがする 噛みにくくて、味もさほど感じられない 全然よさがわからない自分にショック。   だけど、自分に合ったものなら ページをめくる手が自然ととまらないもの 目で追う言葉がすらすらと水が流れるようななだらかな音楽的な響きをもって五感に訴えかけてくる この場合、本当に好みの問題で どちらが美文なのだということではないと思います テキパキ簡潔な文章はカッチリとした硬質の美 情緒的でややあいまいな文章は柔和な美 どちらにも美しさと感動はあると思う 子どもたちに絵本を読むときも 彼ら...

あのこは貴族

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久しぶりに映画館へ。 「あのこは貴族」 原作は山内マリコさん 何度か読み返した程 個人的にとっても面白いと思った お気に入りの小説。 そんな作品が実写化されると聞いて 決まって感じるのは、嬉しさと複雑さ。 原作が面白ければ面白いほど 実写版に対して 期待しすぎないように気持ちを抑えて観る。 ですが! この映画はとーっても! 素晴らしかった...! 物語の主人公は 東京の上流階級出身のお嬢様と 田舎育ちで努力のみでのし上がってきた地方女子 そんな全く違う生き方をする 2人の女性がそれぞれの立場を乗り越えて 自分を見つめて人生を切り開こうとする姿を描いた作品。 箱入りのお嬢様、華子役は門脇麦さん 地方出身女子、美紀役は水原希子さん それぞれの生きづらさ もともとの家柄があるからこその生きづらさ 上京し、自由を手に入れたと思っていたのに 東京で生きていくことの生きづらさ そんな辛さや葛藤が 双方の人生や環境を対比するような形で 描かれます お互いに対極にあるような環境や育ちといった バックグラウンドだけど それぞれに影響を受けて そこから学ぶべきものがある 多様性を受け入れて、 いい部分は柔軟に自分に取り入れ向上させる。  今の時代こそ、 通じるメッセージかなと思いました 観賞後、一緒に行った友人と お茶をしながら感想を語らっていたのですが お嬢様の華子の設定は さすがにちょっと古い価値観だね。と。 最近の東京のお嬢様は のほほんと箱入り、というよりも そんな箱に入っておらず 一生懸命勉強して、キャリアを築いたり、起業したりするような感じが主流になってきているような気がする 社会構造がどんどん変わってきて 箱にはいったお嬢様のままではいられない  ようになってきている 実際、息子の友達の女の子たちも お嬢様ほど熱心にスポーツや勉強をしている    わたし自身は 完全に地方出身女子の美紀寄り(大阪なのでそこまで田舎ではなかったけれど) なので共感することが多かった 上京して自力で生きてきた期間が長いこともあり 東京のこの感じ、わかる、わかると。 そして東京暮らしも長くなってきた 今は華子側の世界も近からずも遠からず、 といった環境にいるからこそ 分かる部分もたくさんありました。 細かいディティールを掴んでいるなぁと感心。 一緒に映画館に行った友人は 彼女自身、超のつ...

年末

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今年最後のヘアカットへ 庭の紅葉が今年も遅れていろづきました 去年大豊作だったレモンは今年不作気味 レモンは実をつけすぎた翌年は 自身を少し休ませようと控えめにつける傾向があるよう 賢い! 今年も残すところ3日 皆さまどんな風にお過ごしですか? 去年の年末はこうして過ごしたなぁ 友人たちとあたりまえのように 忘年会のスケジュールを合わせたりして... なんてことを考えていると 新型コロナウィルスの流行からまだ一年も経っていないことに驚いてしまう この1年は私たちが以前から 抱えていた様々な問題が可視化しましたね 広がる経済的な格差や根深い差別の問題など... ひとつ言えるのは 自分だけが良ければいいと言う価値観は完全に過去のものになっただろうということ その一つに環境問題 私もとても興味があることです ただ、調べれば調べるほど 問題は深刻で根深く 多岐に渡りすぎて圧倒されてしまう いきなり全てにおいて ストイックになるのは続かないな、と感じます 今大切なのは一人一人がそれぞれ自分なりの環境への配慮のルールを考えてみること ほんのほんの小さなことからでいいと思うんです プラスティックの使用量を減らしたり、 洋服に関しては長く愛せるものを厳選したり、 ものは捨てる前に他に行き先はないかどうかを 考えたり、 レストランに行ったら 食べられる量だけのものをオーダーして残さないようにする、とかね。 じゅんびはいいかい?名もなきこざるとエシカルな冒険  文 末吉里花 絵 中川学 子どもたちの 「エシカルってなあに?」を わかりやすく答えてくれる絵本 幼稚園児には少し難しいかもしれませんが 読みながら 「これってこういうことなんだって。あなたはどう思う?」 とフォローしながら 問いかけることでいろいろな会話が生まれるのが楽しい 「プラスチックのうみ」 この絵本は人間が出したごみがどんな風に 海のいきものに影響を与えているか?を伝える絵本 水族館のさかなたちのふるさとが 大変なことになっている かわいそう... 子どもながらに身近な自分自身の経験と結びつけていろいろと感じたものがあったようでした 親が 「これはよくないからやめよう!」と ただただ伝えてもこどもからすれば 抑制だと感じるかもしれないし そもそもピンとこないことも多いと思うので こうした絵本は問題意識をわかりやすくつ...

本棚とわたし

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今回は本棚ヒストリー📚 むかしから、本棚のある空間にすごく惹かれる... 眺めるだけでもしあわせで 「本棚」の 写真集も集めているくらい わたしにとって 本棚は 知らないこと、知りたいこと、 世界中のどこかの誰かが 深く調べたことだったり 気付いたこと、 物語として届けたいと思った たくさんのメッセージが 背を並べている知の宝の棚。 at パリのセレクトショップMerci 広大な本棚から一冊、 自分の手に取ると 広い世界のさまざまな出来事が 手のひらという 最小の世界に収まる不思議に 感謝する これまでを振り返り、 最初に覚えている本棚は 実家の父の部屋の奥にあった あった背の高い黒の本棚 今思うと小さな本棚だったけど びっしりと並んだ文庫本の背表紙をみて 胸が高鳴った わたしの知らない世界の広がりが そこにぎっしりと詰め込まれているようで 小学校低学年の頃に 当時住んでいた家の近くに あたらしく立派な図書館ができた  自分の住む普通の町が、 一気にカッコよくなった気がして 密かに誇らしく思い、 自転車で20分くらいかけて 足繁く通った。 慣れてくるとだんだん居心地がよくなり 子供コーナー隅っこのひとつの棚を 図書館中から集めた 好きな本だけで埋めつくし、 「自分の本棚」を勝手につくったことがある笑 自分プロデュースの 本棚を 眺め、 すごく嬉しかったことを覚えている。 もちろん、翌日にはきれいさっぱり 全て 元通りになっていたけれど... (図書館のスタッフさんすみませんでした😅) その頃からずっと憧れていた 自分だけの大きな本棚 時が経ち、上京して 一人暮らしをすると 真っ先に小さなシェルフを買って そこに好きな本を並べた すぐに溢れかえり、 急遽、靴箱の半分も本棚にした、、。 時が経ち、 新婚生活の新居ではじめて買った 大型家具 もともとは、すべて扉がついていたものを 一つ一つドライバーを使ってネジを緩め 扉を外し、本棚仕様にアレンジした。 なつかしいー! (この板を一気に運ぼうとして夫がギックリ腰になったのは苦すぎる思い出、、、😓) うんうん、こんなイメージ!と、 大きな満足を得る。 その後、さらに引越しをし、 家をリフォームする機会に恵まれた。 インテリアのアイデアを考えたとき 真っ先に浮かんだ家のイメージは もちろん、壁一面の本棚。 蔦屋書店代官山...

つみびと

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最近読んだ小説 山田詠美さんの新刊 「つみびと」 題材になったのは2010年に起きた 大阪二児置き去り事件 問題提起 「本当のつみびとって、、?」 何が罪で誰が悪なのか そして誰が本当の被害者なのか 実際に事件を起こしたのは母親、、 だけど 本当のつみびとは誰?母親だけ? 物語は 時代を逆戻りしたり 今現在に立ったり その後に進んだりして 被告である母親  そしてその母を育てた祖母 そして 幼いこども 三人それぞれの目線で代わる代わる語られるような小説形式 たったひとつの事件にいたるまでの 三世代までさかのぼる家族や その周辺の人々の物語 事件を起こしてしまった母親が なぜそうなってしまったのか  そしてそのまた母親がどんな生い立ちで どんな環境にいたのか 無力な子供たちが感じる絶望の深さ 虐げられて育ち 心が壊れたあとに残る歪み この事件当時  被告の女性が自分と年齢が近いこともあり 相当なショックを受けたことを覚えています 関連ニュースも 直視することが出来ず  避けていた自分がいました だけど ずっと心の何処かにひっかかっていて 幼児虐待のニュースなどを目にするたびに 胸に重いものが垂れ込めるように 思い出すことのある事件でした その事件を題材にした小説を 自分の好きな作家である山田詠美さんが 日経新聞で連載を始めたことを知り とても驚きました 山田詠美さんが幼児虐待をテーマにした小説!? なんで!? 彼女の小説は色々あるけれど 言うならば  わたしのアイキャンディ  洗練と甘さが同居した 目に甘く苦く やみつきにさせるもの 小説に出てくる 女性たちの野生的な伸びやかさと 美しさに憧れていた10代 いつだって大人の女性とはこうだ と 無作法の美学といえるような 振る舞いをもって 多感な時期のわたしを大いに魅了してくれた ...