細雪
夏の課題図書に掲げたぶあつ〜い!
『細雪』谷崎潤一郎
ようやく半分を読み終えました。
8月もあと少し!なので最近はどこへ行くのもこの重い本を持ち歩いています。荷物、、重い。。
この細雪、大長編だからか読み進めれば読み進めるほど、登場人物のひとりひとりに愛着が湧いてきて私も蒔岡家の一員になったような錯覚に陥ります。
ちょっと変な表現かもしれませんが日本に憧れ、恋しく、行きたくなる。
世界中で翻訳されているみたいなのですが、外国のこの小説を読んだ人たちはこのエキゾチックな日本の物語にうっとりするだろうなぁ。
そして、日本の小説なので当たり前のようですが原語で読めることの贅沢さ。
やはりフランス文学はフランス語で、英語の小説は英語で。というように原文が細かなニュアンスが伝わるといいますものね。
国が変われば言葉か変わり、言葉が変われば響きが変わる。
そして文字が変わればやはり雰囲気もかなり変わりますね。
素晴らしい作品に出会うたび、特に詩集なんかは
あぁ!原文で読めたら!と歯痒さを感じることも。
ありがたみを感じてもっと日本の古典作品も読もう^ ^
四季の美しさ、着物の美しさ、時代の美しさ、女性の美しさ、、
たんたんとした日常、人間模様を独特の情緒感とユーモアを混ぜ合わせて表現される谷崎ワールド。
あ〜やっぱり、
読書は快楽だ!と思わせてくれます。
この小説の中のような日本にはもうあまり出会えないかもしれないけど、、
美しい四季はその頃と同じですもんね〜
そう思うといつでも細雪ごっこが出来そうです。私は四姉妹の中では中姉ちゃん(なかあんちゃん)こと次女の幸子さんに共感!
読み終わる頃に訪れる
今年の秋は
芦屋に大阪に神戸に京都に東京に、、細雪を歩く旅でもしたいものです(願わくばお着物で)♡
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