はじめての傷

憧れのLeica″M″ユーザーになって
早1ヶ月。

先日、この愛機に
初″傷″がつきました。




私が選んだのはM10-Rというモデル。
ボディのカラーは″ブラックペイント″です。

ライカMのボディカラーは
基本は二種類。

シルバーとブラックの2トーンが
″THEカメラ″な風貌のシルバークロームと
マットな黒で傷がつきにくいといわれる
ブラッククローム。


それに、たまに機種限定などで発表される
ブラックペイント。
ツヤがあり、クロームに比べて傷つきやすい。

ブラッククロームとブラックペイントは
両方同じブラックのボディでも
マットorツヤで見た目の印象が全然違います。

前者がグレーっぽい黒で後者は漆黒。

どちらも色としては好きなのですが
経年変化ラヴァーのわたしとしては
ブラックペイントがやはり気になるところ。

M10-Rのブラックペイントが発売されると聞いた時は胸の高鳴りが止まらなかった...!


ブラックペイントは使い込んでいくとだんだん
縁などのペイントが剥がれてきて地の真鍮の金が鈍く光るようになっています。

アンティークカメラなどでその姿を確認しては
経年変化フェチとしてしびれていました。。

欲を言うならばそのエイジングを自分自身のカメラで見届けることができたらなんて幸せだろう。と。


そう、妄想すること約一年。
幸運にもわたしのもとへLEICA M-10R
ブラックペイントがやってきてくれました。


実際に購入してみると
この艶々のブラックのまま綺麗に持つのもいいかも。と思い、ガンガン使うのに中々踏み切れない...


「ボディ全体を同じ速度でエイジングさせたいのなら新品の時に底面についている透明ビニールは剥がした方がいいですよ。」と
購入時に店員さんに言われたのに
″だいじだいじ″で剥がしてしまう勇気がなく、、

でも、最近やっと剥がすことができました。
どうして?
もうね、エイヤ!と勢いです。

そんな宝物のライカに先日はじめての傷が...。

普通ならガーンとショックを受けるところかもしれませんが、
わたしはこれでむしろホッとしました。

あぁ、これで気負いが減った。
これから気兼ねなく使い込める。と。

なので、はじめてついたこの傷は
ライカM10-Rと私の関係を
一歩親密にしてくれた
めでたき記念キズ。

使いすすむたび小傷がついていって
ついに地の金色が覗く頃には
私だけのオリジナルエディションになっているかな。




Mで自撮り。

ライカで撮る自撮りはスマホより
断然恥ずかしく感じないのはなぜだろう...。

シャッター音はパシャ!ではなく
コト。ととっても静かなので
自撮りも密かに素早く出来るのも助かる...笑

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