Birthday dinner.

延期になっていたバースデーディナーへ。


今年はちょっとカジュアルなスタイルで。



ニットジレ、
ワードローブに最近仲間入りした
BRUNELLO CUCINELLIのもの。
スパンコールが
ところどころに控えめにあしらわれている。


(キラキラ、見えますか?)

まだ少し先の楽しみに
取っておこうと考えていた大人ブランドでしたが
試着してみると
あれ、、?
前よりしっくりくるようになってきてる。


ブルネロクチネリはどちらかというと
メンズがメインのようですが
ウィメンズも
定番のジャケット、リネンのセットアップ、ニット、Tシャツ、スウェットまで
力の抜けた大人のカジュアルが叶う。
まさにスポーツシックラグジュアリー。

使用している素材も
上質の天然素材が多いので
長く楽しめそうなところも魅力。

ラメやスパンコール使いのさじ加減も
華美でなく、大人な感じで絶妙。
さすがだな、上手。と。

これからゆっくり付き合っていきたいブランドのデビューの一コマ。


今回の誕生日ディナーはコロナ自粛の影響で
予約が二度、リスケになっていたので
待ちに待った外食でした。


レストラン到着後、手指消毒。
隣の席との間隔を十分とってのテーブル配置。
スタッフの皆さんもマスク姿。

新しいスタンダード。
慣れていかないとね。


結婚以来、毎年同じレストラン。
そして同じワイン(ヴィンテージは違う)を飲むことにしています。



DRCのRICHEBOURG .

誕生日のスペシャルなワイン。

RICHEBOURG(リシュブール)という
言葉の響きも
懐かしいようなフォントで描かれるラベルも
百の花の香りを集めてきたような香りも
すべてに憧れる。

飲み物に憧れを抱くって不思議な感情ですが、
わたしにとっては憧れのリシュブール先輩!
そんな感じ。
毎回、少し緊張する。


同じDRCのLA TACHE(ラ・ターシュ)が力強さならこのRICHEBOURGはエレガント(逆という人もいる。そこはそれぞれの感じ方で。)



パリに住む友人が
自分の舌を指して「Palette on the tongue」
舌の上のパレットなんだ。と表現していたことがあった。

美味しい料理や貴重なワインを飲むことは、
自分の舌の上にある「パレット」の色数を
増やしていく行為なんだ。
それは複雑さを理解、表現できる肥しになる。と。

なんて詩的な表現!とすぐさま心にメモ。


わたしにとってこのワインは
「パレット」を鮮烈に彩るもの。


「絹の滑るような舌触りの
エレガントな花束のような飲み物」
なんて、そうそうない。(それ、どんな飲み物や!とのツッコミ聞こえてきますが😅)


喉を通るとそれらの要素が自分の一部になるんじゃないかなんて、酔いが幸せな錯覚を誘う。


ただ、華やかさはあくまでも「差し色」として
パレットに取り入れていたい。

貴重だからこそ
引き立って印象的になる。


自粛後はじめてのディナーだったので
今回は食事もワインも、
その色の際立ち方もひとしおで。

いつもは途中でギブアップする
数々と続くデザートも最後の最後まで堪能。


自粛期間の自炊で質素な食事に慣れた
私の舌のパレットは急に華やかな色の洪水。

DE KOONINGの絵みたいに。



(デ・クーニング。好きなアーティストの1人。主に「女性」を主題にし、浮かんでくるあらゆる思いをさまざまな色使いでカンヴァスに激しく乗せるタッチが多い。具象画なんだけど抽象画。のような絵を描くアーティスト。)


次の日からまた、
日々の素朴な食事を楽しんで
基本となるパレットを
ニュートラルに整えておこうと誓ったのでした。

 
夫へ。今年も素敵なディナーをありがとう。



子どもたちからは当日、
花束と手紙と歌を^ ^




 ケーキは4人だと4合サイズがちょうどだね。

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