Personal color.


夏が近づいてきました。

例年より梅雨明けが遅れているようだけど
きっともう、すぐそこ。

鬱々としがちな季節だからこそ
爽やかな白が着たくなる。



白、アイボリー、ページュは
黒の次に、着ていてリラックスできる色。



黒や白の洋服って
ある意味で色がないようなもの。 


合わせるアクセサリーの色で
印象がガラッと変わるのが面白い。


20代の頃、知り合いのメイクさんが
パーソナルカラー診断をしてくれて
わたしのパーソナルカラーは
ウィンタータイプだと判明した。


パーソナルカラーとは
例えば、同じピンクでも
ブルーを帯びたピンクorイエローを帯びたピンク
そしてその中でも
ビビッドな発色orソフトな発色のカラーがある


どのピンクが映えるかは
それぞれが持つ肌色によって違う、
という考え方





わたしはウィンタータイプなので
ブルーベースで濁りのない
鮮やかな色orごく淡いペールトーンのカラーが
似合うとされるタイプ



ジュエリーに関しても
一般的にブルーベースはシルバー
イエローベースはゴールドが似合うとされている


そしてその中からさらにタイプによって
マッチする質感が
マットor光沢、というふうに分類される。


それからというもの、
自分の肌に合うのは輝きのあるシルバーだと
分かり、シルバージュエリーばかり集めていた。


自分の肌にシルバーやプラチナ、
ダイヤモンドを乗せたら
なるほど、確かに肌は透明感を増すし、
硬質な輝きが凛とみせてくれるような気がした。


洋服でいえば、黒、白、グレー、
などのモノトーン。
鮮やかな色だとマゼンタピンクやレモンイエロー
濁りのない真っ青なんかが肌に合う。


反対に一般的な
ニュアンスカラーは似合わない。とされる。


このカラーの世界、
面白くて、結構長い間ハマった時期がある。



それで分かったこと。


パーソナルカラーは
自分を知るひとつの方法だし、
最初の指標にはなってくれる。


似合う色がわからないときに
知ると、納得するし、安心する。


パーソナルカラー別の
色見本はお助け帳的役割に、とても便利。


知らないよりは知っていた方が
ベースのワードローブは
構築しやすいとは思うので
受けたことがない方は
一度、診断を受けてみるといいと思います
(カラー診断専門のプロもいるし、今はデパートなどでも色の布を当てて簡単に診断してくれるところもある)


ブルーベース、イエローベースという
考え方は理にかなっているし、
肌色を引き立てる色というのは存在し、
実際に、肌が明るくみえたり
健康的にみえる効果もある。



ファンデーションや
リップカラーなど化粧品は
直接肌に乗せるのでその効果は大きく、
取り入れる価値があると思う。



似合う色がわかった一方で、
元々、好みとしては
ニュアンスカラーやベージュも好きだし
数年前からはゴールドジュエリーも素敵だと感じている。


パーソナルカラー的にいうと
ウィンタータイプはベージュを着ると
肌がくすみ、疲れてみえるとされている。


ゴールドを身につけると
黄ぐすみし、場合によっては
品がなくなったりする、と。



たしかに、
ゴールド特有の華やかでリッチな感じは
自分の肌に乗せると
場合によっては悪目立ちしがちかもしれない。



だけど、ベージュトーンでしか出せない
色の魅力やゴールドでしか出せない
マチュアな雰囲気だってある。


それからはこう考えるように。


持って生まれた
パーソナルカラーは先天的な要素、
一方、その色を似合うように自分に合わせるというのは後天的に身につける技。だと。


そして、
パーソナルカラー4分割(正式にはサブシーズンというものもあるみたい)
だけでは、くくれない、
その人の内から出る
雰囲気や持ち味の色というものも
年齢と共にだんだん出てくるものだと思う。



パーソナルカラーは顔色を
明るく見せてくれたり
顔を引き締めてみせてくれるかもしれないが
それって健康にみえても、おしゃれにみえる。
ということとは実はあまり関係なかったりする。


現に、ハイブランドのファッション広告は
健康的というよりも退廃的なものばかり。


それに気付いてからは
パーソナルカラーはあくまでも
お守り的に取り入れつつも
自由に考えるようになった。



本来、自由なはずのファッションを
自分で窮屈にしてはもったいない



この色は私のものだけど
この色とこの色は私の色じゃない。
と、ひとつひとつの色を見て
着る前からYes.Noとジャッジしてしまうことは
選択という意味では
シンプルでいいのかもしれない。


だけど、似合う色を分かった安心感の上で
いろんな色に挑戦するのもまた、
ファッションの楽しみだと思う。


自分の内から出る色と共に
着こなせる色を増やしていけたら
パーソナルカラーという考え方は
より、自由で発展的なものになる。




お気に入りのゴールドジュエリー


上 セリーヌのバングル(フィービー時代)
右 Pomellatoのリング
下 Sophie Buhaiのフープピアス


今は少しおおぶりの
ネックレスを探しているところ。


年齢とともに、
外見も内面も
削ぎ落としつつ、彩っていたい。


その人の内から出る多彩なカラーを
佇まいで豊かに表現できるようになるのが
ファッションでのひとつの目標かな^ ^

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